2018年5月27日日曜日

WLANのAPとクライアントどちらでも使える手頃な機材

コンシューマ向けではよく見かけるエレコム社のポータブルルータ商品。WLANのAP、リピーター、クライアントの3パターンで使える。

リピーターはあまり機会がないかもしれないが、クライアントの機能は重宝する。LANケーブル長が足りない、取り回し難い場所をつなぐことができる。DC等は論外だが、作業環境の設置/撤去には手間も時間もかかるので、無線化できるに越したことはない。


と、ここまでは普通の使い方。


今回この商品を買った目的は、ふつうの使い方ではない。スマホのWi-Fiテザリングを、有線経由で利用するためだ。

そう、直接つなげばいいものを、わざわざ有線化するために買ったのだ。何ともバカげた話のようだが相応の事情がある。接続図で示したほうがわかりやすいだろう。


スマホA   <無線>  エレコム  <有線> ルータ  <有線> エレコム  <無線> スマホB


こういうことだ。スマホAはテザリング、スマホBはWi-Fi利用。この間にテスト用のルータを入れるために、わざわざポータブルルータを2台も新たに買ってきたわけだ。

で、ここで厄介であるのは、スマホAがStaticルートを設定できないこと。ルータでアドレス変換をかまさねばならない。もとよりスマホにそんな設定を求めるほうが圧倒的に少数派であろうが。

安価な機器だけに、ちょろっと買ってきて、さくっと試そうと思ったがどうにも手間がかかる。


ただ、虎屋の小さな羊羹サイズでありながら、PPPoE、AP、クライアントの機能を持っているのはなかなかいい。